背広に付いたカビが取れますか?、臭いも取れますか?
最近、このようなお客様からの質問が多いです。
カビの匂いって、カビは微生物で、その生物が発する臭いです。
独特の乾いたような臭いがします、先日の台風で被害を負った千葉県では、屋根をやられた家々が、雨をもろに受けていて濡れた畳や柱にカビが這え始めて居ます。
この臭いはたまったものではないでしょう。元気なのは、カビだけです。
さて、そのカビの匂いを取って欲しいとお客様から電話が入りました。
お宅はオゾン水とか使って、クリーニングしているのでしょう?ってホームページを閲覧された方からの連絡でした。
早速宅急便で送っていただきました、やはり千葉の方でした。
背広が三着、他の品物はもう諦めたのだが、この背広だけは何とかなりませんか、と、必死のお頼みでした。
カビだらけの背広、ご想像いただけると思います(お客様の背広にて、写真は撮れません)、白くうろこ雲のように背広が変化して居ました。
★写真はネットからです、これはまだ良い方と思います。
カビのついた背広は、水で洗えば見た目は取れてしまいます、でも、臭いは残ってしまいます、これはオゾン水でも間に合いません。
カビには根っこがあり、生地の奥に張った根っこは、洗っただけでは残っているのです、つまりまだ生きているのです。
さて、どうするか、これにはオゾンガスを使用します。オゾン水を作
る元のガスです。この殺菌力は半端では有りません、塩素の数百倍と言われていますね。
まだカビの臭いの残っている背広を、このガスに晒しました、約一日晒しました。
殺人ならず、殺カビです。
一日晒した背広、僅かなオゾンの香り(これは時間と共に消えます)を漂わせながら、見事にカビの臭いは去って居ました。
良かったなあ、これで、背広お召しになれますねと、気持ちを込めてお送りしました。